ザ・ゴールデン・カップス、デイヴ平尾氏逝く

[ 2008年11月11日 06:00 ]

死去したデイヴ平尾氏

 GSバンド「ザ・ゴールデン・カップス」のリーダーでボーカルのデイヴ平尾(でいぶ・ひらお、本名平尾時宗=ひらお・ときむね)さんが10日、食道がんのため横浜市内の病院で死去した。63歳。神奈川県出身。通夜、告別式は近親者のみで行う。後日お別れの会が開かれる予定。

 7月に検査入院し食道がんが判明。無類の酒好きで知られたが、同月のラジオ収録の際に、周囲に「食道の手術が控えてるから酒を断っている」と明かしていた。その後、入退院を繰り返し先月、ゴールデンカップス時代の盟友、ミッキー吉野(56)が見舞った時には、筆談で「痛い」とつづっていたという。平尾さんは独身だったため臨終には兄弟が立ち会った。
 平尾さんは66年、エディ藩(61)、ルイズルイス加部(60)らとゴールデン・カップスを結成。71年に解散するまで吉野や故アイ高野さん(享年55)らも途中、在籍した。「長い髪の少女」(68年)、「愛する君に」(同)などのヒット曲を生んだ。
 解散後には東京・六本木の飲食店「BOLD」で歌っていたが、昨年12月に店がクローズ。平尾さんも残念がっていた。
 04年に同バンドの音楽ドキュメンタリー映画「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」の公開を記念して、藩、加部、吉野らと再結成。年に数回ライブを行い、今月28日にも都内で三原綱木(63)らとコンサートを予定していた。

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2008年11月11日のニュース