草なぎ&ガッキーで「しんちゃん」実写化

[ 2008年10月7日 06:00 ]

 「SMAP」の草なぎ剛(34)と新垣結衣(20)の共演で時代劇映画「BALLAD(バラッド)―名もなき恋のうた―」(09年9月公開)が製作される。原案は人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第10作「―嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」(02年)という異例の試みだ。09年9月公開予定。

 大人も楽しめるアニメとして評価が高い「映画クレヨンしんちゃん」から、実写映画が誕生する。「BALLAD」は戦国時代が舞台。小国の武将(草なぎ)と美しい姫(新垣)の悲恋を描いたラブストーリー。映画「―戦国大合戦」で、主人公しんのすけが戦国時代にタイムスリップしたように、現代からやってきた真一(武井証)一家が2人の恋路にかかわる。
 メガホンをとるのは、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督(44)。「しんちゃん」を見て目からウロコが落ちたといい「今までの時代劇の合戦シーンは、両軍がアメフトみたいにごちゃ混ぜになって戦うだけだったが、(アニメでは)先鋒(せんぽう)はやりで戦う、大将を獲れば勝利という戦のルールが明快だった」と説明。「ALWAYS―」で昭和30年代をよみがえらせたVFX(視覚効果)技術で、合戦を再現する。
 真一(しんのすけ)、母の美佐子(みさえ、夏川結衣)などアニメに登場するキャラクターの名前をもじっているものの、「(しんちゃんのように)おしりを出すシーンはないです」。
 撮影は9月27日から開始。製作費は約20億円。千葉・小湊、兵庫・赤穂、熊本・阿蘇など日本各地で行われ、総勢4000人のエキストラが参加する。
 草なぎは「原案はアニメだけど感動できてすごくストーリーがいい、知る人ぞ知る名作と聞いていたのでうれしい」。時代劇初挑戦の新垣は「活発で凜(りん)とした強い姫を演じるにあたって、中途半端にならないように頑張りたい」と話している。

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2008年10月7日のニュース