「男はつらいよ」第1作 柴又で上映会

[ 2008年8月28日 06:00 ]

「男はつらいよ」野外上映会に集まったファンと記念撮影する(前列左から)佐藤蛾次郎、山田洋次監督、光本幸子

 故渥美清さん主演の映画「男はつらいよ」の第1作の封切り日から40年目の27日、寅さんの故郷、東京都葛飾区の柴又・帝釈天題経寺の境内で同作の野外上映会が行われた。約1000人のファンが来場。スクリーンに寅さんの「生まれも育ちも葛飾柴又です」の啖呵(たんか)が流れると、客席から大きな拍手が起こった。

 山田洋次監督(76)、初代マドンナ・光本幸子(65)、題経寺の寺男役の佐藤蛾次郎(64)がゲストで登場。山田監督は「里帰りというのでしょうか。こういう形で見ていただけてありがたい」とあいさつ。40年前に試写を見たときまったく笑えず「失敗だ」と落ち込んでいたところ、公開初日にプロデューサーから「劇場中大笑いだよ」の電話があり、新宿の劇場に急行したというエピソードも披露した。

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2008年8月28日のニュース