北野監督 ベネチアで会見「よく選んでくれた」

[ 2008年8月28日 20:30 ]

ベネチア国際映画祭の公式会見後、インタビューに答える北野武監督

 イタリアで開催中の第65回ベネチア国際映画祭の会場で28日、新作「アキレスと亀」をコンペティション部門に出品した北野武監督が会見し「ここに来るのは、自分にとってイベント。よく選んでくれたという感じ。(何度も出品させてもらって)申し訳ない」と喜びを表現した。

 受賞の手応えを聞かれると「そんなずうずうしいことは考えていない。参加できただけで名誉だと思っている」。同席した出演者の樋口可南子さんは「初めての海外の映画祭。とてもうれしい」と話した。

 映画は、ひたすら芸術を追い求める無名画家と妻の物語。同監督は主演・脚本・編集を兼ね、挿入画も自ら描いた。

 北野監督は同映画祭で、1997年に「HANA―BI」で最高賞「金獅子賞」を、2003年には「座頭市」で監督賞を受賞している。
 主要各賞は最終日の9月6日夜(日本時間七日未明)の授賞式で正式発表される。

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2008年8月28日のニュース