ヤクルト石川雅規 ロジンの粉たっぷり付けたいタイプも…他球団先輩からクレーム「怖かった」

[ 2023年12月5日 18:20 ]

ロジンの粉を吹き飛ばすヤクルト・石川
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 ヤクルトの石川雅規投手(43)が4日に放送されたNHK BS「球辞苑 ~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(月曜後9・00)にゲスト出演。“怖い先輩”とのエピソードを明かした。

 10年目に突入した番組の第1回目で取り上げたテーマは、特にマウンドの投手には欠かせない滑り止めの「ロジンバッグ」。来年1月に44歳となり、プロ23年目のシーズンを迎える左腕はロッテの守護神・益田直也投手(34)とともにスタジオ出演して現役の立場から語った。

 ロジンの使い方にも個性が出るが、石川はたっぷり付けたいタイプ。だが、「僕が付けすぎると…。昔、ある先輩に怒られて。“お前、付けすぎだ”って言われたので、フッとこう…」とロジンの粉を付けた指先に息を吹きかけて少し飛ばしていると明かした。

 石川自身が「打席に立った時に言われた」そうで、この時点でクレームを付けてきた選手のポジションは限定された。ここで元中日投手の山本昌さん(58)が「でも、違反じゃないからいいんじゃないですか?逆にやればいいのに」と“助け舟”を出したが、石川は「でもやっぱり…怖かったんで」とポツリ。スタジオには苦笑いが広がった。

 ここでお笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬(50)が「怖かった先輩…。特別ですよ?」とニヤニヤしながら公表を要求。同じくお笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(45)が「ピー(音)入れますから」と、山本さんが「誰が言ったの?」とそれぞれ先を促した。

 すると、石川は「谷繁さんです…」と横浜(現DeNA)、中日でNPB歴代最多の3021試合に出場し、中日監督も務めた谷繁元信さん(52)の名前をポツリ。これにはスタジオに“納得”の空気が広がり、大笑いとなった。

 さらに石川はロジンバッグの使い方も実践披露。「初回はちょっともみます。出がいいように」とし、手のひらと甲の上を交互にポンポンと弾ませたあとで一塁側に置いて“怖い先輩”にかつて言われた通りに「フッ」と息で吹き飛ばしてからプレートを踏むと明かした。

 そして、手についた粉をボール全体にまぶしてからセット。「毎球触ってます」「1球目から手汗が凄いのでベンチにいる時からマイロジンを置いてずっと触って」「練習のバッグにマイロジンをずっと入れてて触ってます」「シンカー系の時はちょっと多めに塗りたいなってのはありますね。滑りを良くしたいので。ほかはそんなに変わらないですね」などと語った。

 番組終盤には、広島での現役時代に“煙幕投法”で知られた佐々岡真司さん(56)がVTR出演して白煙を上げながらの投球も披露。これを見た石川は「やっぱりルール上、付けてはいけないっていうのはないので。僕も付けすぎって怒られたことありましたけども。来年からもっといっぱい付けようかな。ルールの範囲内でもっとやってもいいんじゃないかって思いました」と“煙幕投法”継承?も口にしていた。

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