西武・高橋光成 今オフのメジャー挑戦断念 来オフの実現見据え「何としても優勝したい」

[ 2023年11月7日 03:00 ]

西武・高橋光成
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 西武の高橋光成投手(26)が希望していた今オフのポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を断念したことが6日、明らかになった。スポニチ本紙の取材に対し「自分の夢も大切ですが、来年は何としても優勝したいという気持ちが強いです」と決意を語った。

 高橋は18年オフにメジャー移籍した菊池(ブルージェイズ)に憧れており、19年オフに将来的なメジャー移籍の希望を初めて球団側に伝えた。「早いうちに挑戦したい」と昨オフからは代理人を立てて本格的な交渉を開始し、今オフも球団に粘り強く希望を伝えていた。今季は3年連続2桁となる10勝(8敗)、防御率2.21でエースとして一定の成績は残したが、松井新監督で挑んだ今季チームは5位に低迷。申請の決定権はあくまで球団側にあり、来季の巻き返しに向けてエースの流出に難色を示した渡辺久信GMからは「今年は厳しい」と通達されるなど、ここまで話し合いは平行線をたどっていた。

 高橋は今オフに米大手代理人事務所・ワッサーマン社のジョエル・ウルフ氏と代理人契約を締結し、着々と憧れの舞台への準備を進めている。12月にはロサンゼルスで同僚の与座、渡辺と合同自主トレも行う予定。来オフの夢の実現を見据え、まずはチームのために懸命に腕を振る。

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