大久保博元氏　阪神・岡田監督の采配は王道「選手に責任をなすりつけるような野球はなかった」

38年ぶりの優勝トロフィーを掲げる岡田監督（撮影・大森　寛明）
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　元巨人打撃チーフコーチの大久保博元氏（56）が自身のYouTube「デーブ大久保チャンネル」更新。阪神を38年ぶり日本一に導いた岡田彰布監督（65）の采配に賛辞を送った。

　大久保氏は相手ベンチから見た立場で「阪神を苦しめた試合はいっこ（1試合）もない。勝った試合も余裕をを持って野球をやられた」と完敗を認めた。

　大久保氏は「岡田監督の攻撃は王道です」と表現した。

　現代の野球は「とにかく打たせる」。そして「一、三塁ではセーフティースクイズ」が多いという。

　これらは「ベンチより選手に責任を預けるサイン」と解説した。

　岡田監督の采配には「選手に責任をなすりつけるような野球はなかった」と指摘した。

　一方でエンドランのような奇襲も得意とし、その抜群の判断力は「敵ながらあっぱれ。それがボディーブローじゃなく顔面にガーンと攻撃されたと感じた一年だった」と手放しで称えた。