能見篤史氏が選ぶ阪神MVPは?「日頃から準備がちゃんとできてる」選出された選手は「地元の後輩なので」

[ 2023年11月6日 13:50 ]

日本シリーズを取材する能見篤史氏 
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 阪神、オリックスでプレーした能見篤史氏(44)が、5日深夜放送のMBSの阪神日本一特番「59年ぶりの関西ダービー 阪神アレのアレしたよん 38年ぶりの日本一やねん」(深0:50)に出演。38年ぶりに日本一に輝いた阪神について言及した。

 能見氏は自身が思うMVPは誰かと問われると「坂本捕手かなと」ときっぱり。「梅野捕手っていう正捕手がいて、そこが離脱した時、2番手が行くって流れが逆に反対方向に変わる可能性がある。良くない方向に行きがちになる」と指摘。「でも普段から、出ない時から準備をちゃんとしてる選手だったので(出番が)来た時にしっかりチームに馴染んでいける。プラスアルファ自分の味も出していけた」と坂本の努力を評価した。

 そして「日本シリーズも全試合(マスクを)かぶってるので、苦労したと思いますよ」とねぎらった。

 坂本の良さについて「準備してたものがすべて出せたんですよ。日頃から準備がちゃんとできてる選手。心強い。なかなかできないですよ」と能見氏。その上で来季の梅野と坂本の起用については「あんまり変わらないかなって思う。どっちも良さがあるので、どっちも生きてくると思うんです」とした。

 スタジオに坂本が登場すると、能見氏は「本当にシリーズでよく楽しませてもらいました」と笑顔。「データがないので、僕はよく知ってるので相手チーム(オリックス)を。“あぁ、それ行ったらアカンのにな”ってずっと思いながら、“ほらぁ~”みたいな」と配球面で指摘したかったことがいっぱいあったと笑った。

 坂本が「もっと早く教えてくださいよ」と苦笑いすると、能見氏は「それは言えないのよ」と困り顔で返した。

 また、坂本が自身をMVPに選んでくれたことに「それは地元の後輩なので、気を使っていただいたと思います。ありがとうございます」と頭を下げると、能見氏は「ただの田舎者同士」と同じ兵庫県の但馬地方出身と笑い、和やかなムードに包まれた。

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