ソフトバンク 若鷹屈指の元気印・増田珠と万能型の長身右腕・椎野新らが来季構想外

[ 2023年10月28日 02:00 ]

ソフトバンク・増田珠
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 育成選手含めて15人の新戦力が加わったドラフト会議後に再び、ソフトバンクが戦力の整備を行った。増田珠内野手(24)と椎野新投手(28)らが来季の戦力構想から外れたことが27日、明らかになった。各選手に通達後、近日中にも発表される。

 若鷹屈指の元気印と万能型長身右腕に対し球団は来季契約を締結しない決断を下した。6年目の増田は今季1軍戦35試合で打率・182、1本塁打3打点と振るわなかった。名門・横浜から18年入団。長崎県出身で小、中学校が同じ福山雅治の登場曲使用も話題だった。今季で引退した球団OBの松田宣浩氏を師匠とし本家の愛称「熱男」の魂を継ぐ「マス男」としてハッスルプレーで売った。声と巧打、キャラは人気だった。

 同じく6年目の椎野は1メートル96の規格外の長身から150キロ超の剛球を武器に、入団1年目の18年からロングリリーフ、火消し、救援と中継ぎとして定着。19年には最多36試合登板で5勝を挙げたものの、今季は11試合で防御率3・86だった。

 森、嘉弥真、上林らに続く構想外第2弾。26日のドラフト会議で球団は支配下投手5人、野手2人との交渉権を獲得した。野手は同3位で慶大・広瀬を指名。内・外野を守る増田とかぶった。来季に向けて即戦力投手の補強にも成功。椎野は構想から漏れる形となった。育成選手も投手5、野手3人を指名。大卒育成5年目の重田倫明投手(27)も入れ替えが必要と判断され構想外となった。


 ◇増田 珠(ますだ・しゅう)1999年(平11)5月21日生まれ、長崎県出身の24歳。横浜から17年ドラフト3位で入団。高2から2年連続で夏の甲子園出場。昨年7月17日のロッテ戦ではプロ初安打が初本塁打。1メートル79、84キロ。右投げ右打ち。

 ◇椎野 新(しいの・あらた)1995年(平7)10月10日生まれ、新潟県出身の28歳。村上桜ケ丘、国士舘大を経て17年ドラフト4位で入団。甲子園出場はなし。昨季は初の開幕1軍入りで18試合に登板。1メートル96、91キロ。右投げ右打ち。

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