阪神が松坂大輔氏のドラフト指名を見送った衝撃の理由…虎伝説のスカウト「野村さんが来た時点で消えた」

[ 2023年10月25日 15:57 ]

横浜高・松坂大輔の交渉権を獲得し高々と右手を揚げる西武・東尾修監督(中)と日本ハム・上田利治監督(左)横浜・権藤博監督1998年ドラフト会議
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 阪神で25年スカウトを務めた菊地敏幸氏(73)が上原浩治氏のYouTube「雑談魂」に出演。1998年ドラフトで横浜・松坂大輔投手の指名を回避した衝撃的な理由を明かした。

 関東地区で、藪恵壹、川尻哲郎、井川慶、赤星憲広、鳥谷敬らを担当した菊地氏は「夏の時点ではドラフト1位は松坂でいくと意思統一できていた」と振り返った。

 それがまさかの理由でひっくり返った。

 「野村さんが来た時点で松坂指名が消えたんです」

 阪神は1999年から野村克也氏を新監督に迎えることを決めた。菊地氏は「野村家と横浜高校がいい関係ではなかった」と説明した。

 そして「野村家というかサッチー(沙知代夫人)なんですけどね」と続けた。

 結局、松坂は西武、横浜(現DeNA)、日本ハムの3球団競合の末、西武・東尾修監督(当時)が交渉権を引き当てた。

 阪神は1位で高知商の藤川球児を指名した。

 結果的には藤川指名も正解となったが、菊地氏が後日談を明かした。

 入団した藤川のブルペン投球を見た野村氏が「これがドラ1か」とぼやいた。それを食事中に伝え聞いた別のベテラン担当スカウトが皿を叩き付けて激怒したという。
 

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