オリ・由伸 3年連続投手4冠へ貫禄の7回11K無失点 自己最速タイの159キロも

[ 2023年10月2日 20:31 ]

パ・リーグ   オリックスー日本ハム ( 2023年10月2日    京セラD )

<オ・日>7回2死一塁、清宮を三振に打ち取り雄叫びを上げる山本(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの山本由伸投手(25)が2日、本拠・京セラドームで行われた日本ハム戦に今季23度目の先発。7回11奪三振無失点と貫禄の投球を披露した。

 走者を背負っても動じない。これが日本のエースの真骨頂だ。初回。1番の万波にいきなりセンター左への二塁打を浴び、進塁打で1死三塁のピンチ。しかしここからギアが上がる。3番田宮を空振り三振に斬って取ると、4番郡司の2球目には自己最速タイの159キロをマークし、最後は147キロのフォークで空振り三振。連続三振を奪い立ち上がりを切り抜けた。

 2回にも2死満塁のピンチを招くも、6番アルカンタラを158キロの直球で見逃し三振に仕留めた。尻上がりに調子を上げ、3回以降許した安打はわずか1本のみ。山本は7回112球を投げ被安打3、11奪三振無失点の好投で、リーグトップを独走する16勝目の権利を手に降板した。

 試合前まで15勝を挙げ防御率1.26、勝率.714、奪三振158はいずれもリーグトップ。昨年、一昨年と投手4冠を獲得し、史上初となる2年連続の偉業を成し遂げていた。自身の記録を塗り替える3年連続の偉業へ、大きく前進する快投となった。

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