江川卓氏 巨人の成長株・秋広優人の打撃特性は「人よりボール1、2個分ポイントが遅い」

[ 2023年10月2日 23:00 ]

江川卓氏
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 元巨人の江川卓氏(68)が自身のYouTube「江川卓のたかされ」を更新。秋広優人内野手(21)の長身を生かした打撃の中にある「弱点」を指摘した。

 今季119試合に出場し、打率・273、10本塁打の3年目について、江川氏は「もう少し手こずるかと思ったが、私の想像よりこなせた」と高く評価した。

 秋広の特徴は2メートルの長身にある。バッティングポイントが普通の人よりボール1、2個分遅い。本来はインコースが弱点だが、腕も長く、大きいので打席から離れて立つため、「バッテリーにはインコースが真ん中に感じる」。そのためにインコースを攻めてこなかった。

 秋広に対しては、構えが大きいことからフォークボールで攻める傾向が強かった。

 だが、江川氏は「近くまでボールを見ることが出来るのでファウルにするか、ちょっと遅れてショートの頭を越す」と指摘した。

 ただ、江川氏はフォークボールを狙って打とうとするとポイントが前になって、本来の打撃を見失う可能性があると指摘。「落合(博満)さんだって10割打とうとは思ってなかった。ピッチャーの習性で3球続けたらだいたい違うボールを投げる」と、無理に打撃を変えずに打てる球を待つ方がいいと助言した。

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