里崎智也氏 配球の責任追及され首脳陣に理詰め反撃の過去「これをダメだって言うんだったら…」

[ 2023年9月16日 17:38 ]

里崎智也氏
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 元ロッテで野球評論家の里崎智也氏(47)が、16日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演し、首脳陣とのバトルの経験を明かした。

 この日は「黄金コンビ」がテーマ。里崎氏とロッテで11年間、バッテリーを組んだ成瀬善久氏(37)が「首脳陣から守ってくれたんですよ」と、里崎氏への恩を口にした。

 ある年の西武戦で、中島宏之に本塁打を打たれて負けたことがあり、成瀬氏が首脳陣に怒られたことがあったという。里崎氏は「(成瀬氏を)僕は怒っていいんですけど、僕以外が起こるのは許されない。」と言い切った。成瀬氏は里崎氏のサイン通りに投球しており、里崎氏は「首脳陣が成瀬を怒ることは、僕には許せない」と繰り返した。

 里崎氏の記憶では、試合は僅差の負けだったという。「1―2くらいで負けてるんです。そんなの、点取れないやつが悪いだけで、何で俺らが怒られなきゃいけないんやというのもあった」。次の日、ミーティング前に2人が呼ばれたという。里崎氏は「明日のミーティングまでだから、まだ12時間くらいはあるぞ?」と、自身の外出予定をキャンセル。自分の資料をひっくり返し、配球の正当性をデータで証明することにしたという。「今日やったことがどんなに正当性あるか、過去3年にさかのぼって、データを全部出してきて、全部調べて、計算機で確率まで出して、2、3時間かけてできたと」と振り返った。

 過去3年をさかのぼったデータでは、中島選手への配球は過去、ボテボテのヒットを1本打たれただけだったという。里崎氏は「“99%、打ち取っているデータがここにあるんですけれど、それを選択して、多少甘くなったから打たれただけで、その選択は間違っていないんです。これをダメだって言うんだったら、今から戦うんですけど、今日どうやって戦うか、今すぐ説明しろ!”って」と、首脳陣に迫ったことを明かした。5人ほどいた首脳陣は、黙ってしまったという。

 里崎氏の熱意たっぷりの主張に、MCの「ダウンタウン」浜田雅功は「うっとうしい選手やわ~」と苦笑いしつつ、「言われていることはそういうことやんな?」と理解も示していた。

 次の試合では、里崎氏のデータ通りの配球を再び実践。里崎氏は「力ずくで抑えて、よっしゃ!と思って」とガッツポーズを見せていた。

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