辻発彦氏 日本シリーズ史上最高の感動名場面「涙の清原和博」にかけた言葉とは…

[ 2023年9月7日 22:01 ]

1987年日本シリーズ第6戦9回2死で感極まった西武・清原(左)に声をかける辻
Photo By スポニチ

 元西武監督の辻発彦氏(64)が、槙原寛己氏(60)のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」に出演。1987年日本シリーズの第6戦の名場面を振り返った。

 西武の3勝2敗で迎えた日本シリーズ第6戦。あと1アウトで日本一の9回2死で「事件」が起きた。

 二塁を守っていた辻氏は一塁塁審が2年目の清原和博氏をのぞき込んでいるのに気づいた。

 「何かあったのかなあと近寄ったら清原すごい涙出てたから、大丈夫か、お前!って」あえて大きな声をかけたという。

 巨人の指名を待っていたが、PL学園の盟友・桑田真澄が1位指名された。辻氏も当然経緯を知っている。

 その巨人を相手に日本一になれる。「でも湿っぽいこと言えないじゃない。ボール見えんのかって(聞いたら)大丈夫ですって言うんだけど、まだ終わってないんだから終わってから泣け」と厳しい言葉をかけた。

 清原氏の思いは酌(く)んでいたが、辻氏は「優しいこと言ったらね」と、清原氏が最後までプレー出来るように気遣った。

 巨人側からその光景を見ていた槙原氏は「完敗だなって。(西武の)4勝2敗だけど4連敗の気分を味わった」と振り返った。

 

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月7日のニュース