松坂大輔氏 通算200号到達の巨人・岡本和は「懐が深く投げづらい打者」

[ 2023年9月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3-9DeNA ( 2023年9月1日    横浜 )

中日時代、岡本と対戦した松坂氏

 巨人・岡本和が節目の数字に到達。中日時代の18年に対戦経験のある松坂大輔氏(42=スポニチ本紙評論家)は「非常に懐が深い打者」と評し、「マウンドから見ていて、直球、変化球のどちらにも対応できそうで“投げづらい”という印象でした」。対戦成績は6打数3安打。同年9月2日には3ランを打たれた。岡本和にとってはプロ通算29号。そこから171本を積み上げた。

 16年オフにはプエルトリコのウインターリーグで同僚としてプレー。岡本和は当時20歳で「思うようにボールが飛ばないんです…」と悩んでいたという。ボールの質は劣悪だったが、一方で同じく現地でプレーしていた現DeNAのソトは本塁打を連発。松坂氏は「ソトはバットへのボールの乗せ方がうまかった。質の悪い、飛ばないボールも関係ない。岡本選手もプエルトリコで飛ばないボールを経験したのも大きかったかもしれないですね」と振り返る。

 2年後、18年に対戦した時は飛ばす技術を完全に身につけており「ボールが飛ばない、というような不安は、みじんも感じなかった」と松坂氏。今後に向けては「ホームランアーチストとして400、500号…。この先どこまで数字を伸ばすのか。巨人の4番から日本の4番になってほしい」とエールを送った。

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