広島・矢崎 2連続被弾の悪夢払しょく 珍しくガッツポーズ「打たれたけど集中できたのはよかった」

[ 2023年8月16日 06:30 ]

セ・リーグ   広島7-6阪神 ( 2023年8月15日    マツダ )

<広・神>広島6番手の矢崎(撮影・北條 貴史)
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 2死三塁から中野に左前へ運ばれ、1点差に詰め寄られた最終9回2死一塁。4安打の森下を打席に迎えても広島・矢崎は冷静だった。カウント1―2と追い込み、最後は宝刀フォークで空振り三振。珍しくつくったガッツポーズに達成感を込めた。

 「2死三塁で抑えられたらよかったけど、打たれたくなくて四球を出すのはダメ。(中野に)打たれたけど、目の前の打者に集中できたのはよかった」

 悪夢の2連続被弾によって痛恨の6年ぶり黒星を喫した13日の中日戦から中1日。「その日はその日。今日は今日。明日は明日」と割り切り、22セーブ目を挙げた。優良クローザーの証だった。

 劣勢から勝ちパターンを継投させる執念が結実した。6回からターリーを投入するのは7月13日の巨人戦以来、今季2度目。栗林が7回を無難に抑えると、8回は島内が絶体絶命の無死二、三塁を切り抜けた。新井監督は「早め早めに仕掛けていくぞと伝えていた。タイガースは調子いいので難しかったと思うけど、みんな本当によく頑張った」と絶賛した。

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