侍HC・白井一幸氏「めちゃくちゃ思い出に残ってる」 乱闘で助けてくれた相手外国人とは?

[ 2023年8月5日 18:24 ]

白井一幸氏
Photo By スポニチ

 WBCで14年ぶりに優勝した侍ジャパンでヘッドコーチを務めた白井一幸氏(61)が、5日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜後5・00)に出演し、試合中の乱闘での忘れられない出来事を語った。

 昭和を彩ったかつての名選手たちとともに、当時のプロ野球遺産の語り部として出演。思い出深い選手として、白井氏は元阪急の助っ人外国人ブーマーの名を挙げた。

 白井氏が日本ハムの新人時代、阪急戦で乱闘が起きたという。「プロに入って初めて乱闘になった時に、ベンチに座っていると“全員行かないと罰金だぞ”ということで、後ろを付いて行ったんですよ。怖いな~と思って」。恐る恐る輪の中に飛び込んでいくと、後ろから首根っこを捕まれたという。「ぱっと見たらブーマーなんですよ」。

 ブーマーといえば、身長約2メートルを超える巨漢選手。白井氏は「もうダメだこれ~と思った」と観念したというが、ブーマーからは思いも寄らぬことを言われたという。「ルーキーボーイ、お前、危ないからこっちへ来い」。プロの荒々しさに慣れていない白井氏を、安全なところへ導いてくれたという。さらに「“俺がたたくふりをするから、痛いふりをしろよ”って」と、乱闘に関わった演技を指導してくれたことも明かした。

 イメージとは対照的な優しさに、白井氏は「イメージめっちゃくちゃ優しくていい人でしたよ。ですから、めちゃくちゃ思い出に残ってますね」と懐かしんでいた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年8月5日のニュース