巨人・秋広 ゴジラと初合体!3日ヤクルト戦で始球式行う背番号55大先輩の前で「継承の本塁打」必ず

[ 2023年5月2日 05:30 ]

巨人・秋広
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 巨人・秋広優人内野手(20)が1日、背番号55の先輩の前での一発を目標に掲げた。巨人、ヤンキースなどで活躍し日米通算507本塁打を放った松井秀喜氏(48=ヤ軍GM特別アドバイザー)が3日、東京ドームで行われるヤクルト戦前に始球式に登場する。背番号55の左の大砲へと売り出し中の20歳が、初対面となる松井氏の目前で「継承の本塁打」を目指す。

 日本球界で強打者のイメージが根付いた背番号「55」。その元祖でもある存在が「ゴジラ」の異名を持った松井氏だろう。93年5月2日にプロ初本塁打を放ってから30年。3日、同じゴールデンウイーク、東京ドームでのヤクルト戦前の始球式を心待ちにしているのが秋広だ。

 背番号の先輩である松井氏とはこれが初対面。「いろいろな話はしてみたいです。お会いしたことがないので、お会いしたいなと思います」。ゴールデンウイーク初日だった4月29日の広島戦では、プロ通算19打席目だった7回に松本から右中間へプロ1号ソロを放った。「ホームランというのは魅力だと思います。狙うわけではないですけど、やっぱり目標というか、最高の結果はホームランだと思っています」とスラッガー継承を印象づける一撃を見据える。

 3年目の今季は開幕2軍も、4月18日に2年ぶりに1軍昇格。先発した6試合全てで安打を放ち7試合で打率・421、1本塁打4打点をマークする。ここまでの先発出場は相手先発が右投手の時のみだが、好調が続けば左投手でも出場機会は増える可能性は十分だ。

 松井氏は1年目のゴールデンウイークに一発を放ち、2年目にレギュラーに定着した。3年目を迎えた秋広にとって、今がレギュラーをつかむための大チャンス。「本当に偉大な番号を球団からいただいたと思いますし、55番に恥じないプレーを見せたい。チームに貢献できるように頑張りたい」。新たな55番伝説をつなぐ、最高の舞台になる。(川島 毅洋)

 ▽松井秀喜氏のプロ初本塁打 93年5月2日のヤクルト戦(東京ドーム)の3点を追う9回2死一塁。第4打席でプロ3年目だった高津(現ヤクルト監督)と対戦。カウント2―1からの133キロの内角直球を右翼席中段へ運んだ。プロ2試合目、7打席目での初本塁打だった。

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