値千金今季初打点の広島・松山「何とか、連敗を止めたかった」 4回の出番にも準備万端で大仕事

[ 2023年4月20日 22:18 ]

セ・リーグ   広島7-5阪神 ( 2023年4月20日    甲子園 )

4回1死満塁、逆転の3点適時二塁打を放ち、ガッツポーズの松山(撮影・北條 貴史)
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 広島が20日の阪神戦に7-5で勝利し、連敗を2でストップ。阪神3連戦の3連敗を阻止した。

 初回から両軍に点が入る忙しい展開。その中で、広島に流れを持ってきたのが、16年目のベテラン・松山だった。2点差を追う4回、1死満塁の絶好機をつくると、阪神・西純から中堅フェンス直撃となる走者一掃の3点適時二塁打。二塁ベース上でガッツポーズで喜んだ。

 試合後、ヒーローインタビューに呼ばれた松山は「何とか、連敗を止めたかったので、本当に良い所で打てたと思います」と振り返り、適時打の場面は「とにかく1点でも取れるように。外野フライでもいいと思って打席に立ちました」と説明した。

 序盤から試合が動く展開で、代打の切り札とも言える松山が4回に登場したのも異例だった。代打の準備に関しては「結構、急ぎでしたけど、いつでもいけるようにはしていました」と明かし、放物線となった打球に「とにかく抜けてくれ」と願いを込めて走ったという。

 首位から転落した広島だが、首位・阪神に3連勝は許さず、セ・リーグは再び混戦模様。松山は「今はすごく良い雰囲気で、一体感もあって、良い流れが来ていると思うので、これからもしっかり準備をして、チームの力になれるようにやっていきたい」と今後に力を込めていた。

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