福留孝介氏 WBCで村上に助言 自らの経験踏まえ「どこで打つかだけ、絶対良い所で打てると」

[ 2023年4月20日 20:00 ]

オンラインイベントに出演した福留氏(左)と松坂氏(撮影・郡司 修)
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 スポーツニッポンのYouTubeチャンネル「スポニチチャンネル」が更新され、スポニチ本紙野球評論家の松坂大輔氏(42)と、日米通算2450安打で昨季限りで現役を引退した福留孝介氏(45)による対談の動画が公開された。

 2024年2月1日に創刊75年を迎えるスポーツニッポン新聞社の「創刊75周年オンラインイベント第2回」として13日、東京本社から生配信&収録されたもので、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で06年の第1回、09年の第2回の優勝メンバーである両氏が現場取材で見た裏話や次回大会に向けての課題、展望などを語り合った。

 松坂氏は2大会連続でMVPとなり、福留氏は第1回WBCの準決勝・韓国戦でチームを勝利に導く代打決勝弾を放った。

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝・米国戦は、ともに中継解説として現地入りしていた。

 侍ジャパンの村上は4番の重圧を苦しみながらも準決勝・メキシコ戦では逆転サヨナラ打、決勝・米国戦では本塁打を放った。06年大会で、苦しみの中で自らのバットで苦境を切り開いた福留氏は「現地に行ってから村上君と話もしたりしていたので」と現地で激励していたことを明かした。

 「どれだけ大会期間通して打っても、ここ一番の所で打たないと何言われるか、ああだこうだ言われる。どこで打つかだけだから、絶対良い所で打てるからっていう話はしながら。僕自身もそうだったので」と自らの経験を踏まえて励ましたという。

 「今回で(大会は)第5回ですけど、日本で映像流すと僕のホームランも必ず出てくる。でもあの時、3、4本しかヒット打ってないんですよ?すごい打ったように見えるじゃないですか。でもそれだけなので。どれだけ打つかより、どこで打ったかっていうのが。中心を打ってるバッターなのでそれで十分じゃないかなって思います」と述べた。

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