黒田博樹氏 ヤンキース対エンゼルスで始球式 「大谷がNYでプレーしたら?」の質問に…

[ 2023年4月20日 09:14 ]

<ヤンキース・エンゼルス>試合前、始球式を行う黒田博樹氏(撮影・会津 智海)
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 ドジャース、ヤンキースでメジャー通算79勝を挙げた黒田博樹氏(48)が19日(日本時間20日)、ヤンキースタジアムを訪れ、ヤンキース対エンゼルス戦の開始前に始球式を行った。2014年までの3年間を過ごしたヤンキース時代と同じ背番号18のユニフォームを着た黒田氏。カイル・ヒガシオカ捕手にボールを投げ込み、地元ファンから喝采を浴びた。

 始球式後、日米メディアの質問に答えた。黒田氏との一問一答は以下の通り。

 ――久々にニューヨークに戻ってきて。
 「9年ぶりぐらいですかね、戻ってきてまたこうやってマウンドからスタンドの雰囲気を見えるっていうのはすごく幸せで、やっぱりあの3年間、頑張ってよかったなと思います」――大谷翔平をどう思うか「驚いているというか、本当にちょっと人ができないことを普通にしているプレイヤーなので、僕らが簡単に評価していいものかどうかもわからないです」

 ――大谷と個人的な関係性は。
 「いや、まったく。一応、僕自身は現役時代の最後の登板の対戦相手が彼だっただけで、それ以降は全然ないです」

 ――今日は会うことはできたのか。
 「いえ、できなかったです。残念ながら」

 ――イチロー選手、松井選手もプレーしたニューヨークで大谷がプレーしたら。
 「ニューヨークはすごく盛り上がると思います。僕は3チーム(ヤンキース、ドジャース、広島)でプレーしたことがあるんですが、その中でもすごく素晴らしいチームでした。やっているときは、プレーしている時は大変だったんですが、やっぱり終わってみて、ここでニューヨークでプレーしたっていうのは自分にとってはいい思い出ですし、プレーヤーとしてもすごく大きくさせてもらったと思います」

 ――2014年に引退以降、どんなことをしているのか。
  「日本のプロ野球を少し手伝ったり。今年から少しサポートしているくらいです」

 ――ニューヨークでのいい思い出は球場外か、球場内か。
 「球場の雰囲気、そしてやはりこれだけの伝統のある球団でピンストライプを着れたっていうのは僕にとってすごく誇りに思いますし、その中でたくさん素晴らしいチームメイトとも一緒に野球ができました」

 ――今回、なぜニューヨークに戻ったのか。
 「ちょっと用事があったのと、あとは球団の方とお話し、いろんなディスカッションというか話し合いをするために来ただけだったんですけど、急きょ、ファーストピッチ(始球式)を投げて欲しいということを言われて、こういう形になりました」

 ――大谷がニューヨークを気にいると思う理由は。
 「気に入るというか、僕的にはすごくいいチームでしたし、もちろんプレーオフとかも経験させてもらって、僕の中ではすごくいい思い出の残っているチーム。特に彼はやっていることが僕らと全然違うレベルのことをやっているので、いろいろ大変なことはあるかもわからないですけど、素晴らしいチームには違いないと思います」――大谷は昨日、ニューヨークで外出したことはないと話していたが、ニューヨークにいる間に日本人として楽しんだことは「アメリカ全土でも日本食っていうのはすごく多いんですが、その中でもたくさん日本食に接するところがあると思いますし、とても美味しいところ、日本食以外でも食事は美味しいところが多い思うので、僕自身はそういうところですごく助かったところがあります」

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