ブルージェイズ・菊池雄星が5回1失点で今季初勝利! ダル、マエケンと同日先発で唯一の白星

[ 2023年4月5日 11:12 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ4-1ロイヤルズ ( 2023年4月4日    カウフマン・スタジアム )

ロイヤルズ戦で5回1失点の菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が4日(日本時間5日)、敵地カウフマン・スタジアムでのロイヤルズ戦で今季初登板初先発。5回3安打1失点で初勝利を挙げた。チームは連敗を3で止めた。

 オープン戦では20回3分の2を投げ31個の三振を奪うなど、空振り率が40%だった。しかし、公式戦となると、相手打線もきちんとゲームプランを立て狙い球を絞ってきた。2回、先頭の4番・レイエスにフルカウントから89マイル(約143キロ)の真ん中スライダーを左中間にソロ本塁打を浴び先制を許した。その後も1死三塁のピンチを招いたが、7番・ブラッドリーの左飛を左翼手のバーショが好返球で三走を本塁で刺す併殺で救われた。

 オープン戦のような奪三振ショーとはいかなかった。4回まで初速100マイルを越す速い打球を5本も打たれ、奪三振は0、奪った空振りもたった4つだった。それでも5回にピンチを迎えると、本領を発揮。1死一、二塁から8番・イートンを2-2から96・5マイルの高め直球で空振り三振。9番・ロペスも91・3マイルの低めスライダーで空振り三振に仕留め、ピンチを脱しガッツポーズを作って雄叫びをあげた。

 打線も3回にチャプマンの適時打で追いつくと、4回1死三塁から暴投で勝ち越し、6回にはバーショがソロ本塁打。8回にも1点を加えると、救援陣もリードを守り切り、先発左腕は白星を手にした。

 この日はパドレス・ダルビッシュ、ツインズ・前田、ブルージェイズ・菊池と、日本の3投手が同日先発。ダルビッシュは5回1失点もチームが逆転負けで勝敗付かず。前田は6回途中1失点も無援に泣き敗戦投手に。菊池が3投手で唯一、白星を手にした。

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2023年4月5日のニュース