ソフトB・石川　新妻に贈る1勝　3日誕生日の元SKE・大場美奈さん観戦「こういう姿を今後も見せたい」

パ・リーグ   ソフトバンク6―1オリックス （ 2023年4月4日    京セラD ）

＜オ・ソ＞７回無失点と好投したソフトバンク・石川（撮影・後藤　大輝）
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　ソフトバンクの石川柊太が生観戦の愛妻に熱い力投を届けた。石川の今季初登板は7回4安打無四球零封と申し分なし。京セラドームには1月に結婚を発表したアイドルグループ「SKE48」の元メンバー・大場美奈さんも駆けつけていた。結婚後の初勝利に加え、前日3日に31歳の誕生日を迎えた新妻への1日遅れのバースデープレゼントとなり、夫は照れながら喜んだ。

　「今日も見に来ていた。こういう姿を今後も見せていきたい。原動力を増やして気持ちを高めて投げていく」

　見事な粘投からの好投だった。6、7回を完全投球で終えたが5回まではピンチ続き。それでも新婚ラブパワーに加えて最大の武器であるパワーカーブが生きた。「カーブのコントロールが良かった」と手応え十分。3回1死三塁からいずれもパワーカーブで福田を空振り三振、西野を遊直。5回2死二塁を切り抜けると、6回には味方が4点をくれた。

　先発として、チームを一時離脱した藤本監督にも朗報を届けた。「そこが自分的に一番大きかった。監督をほっとさせられたのかな」とお立ち台で笑った。これで大関、藤井、東浜、石川と開幕から4戦連続で先発投手が白星を手にしている。これは、南海時代の54年に7連勝すべてで先発投手が勝利して以来69年ぶりだ。「いいスタートが切れたし、声援をよろしくという感じです」。Wで届けた最高の勝利に最後まで相好を崩していた。