古木克明氏はダイエーを「逆指名」　横浜入団を決めた権藤博監督の口説き文句

横浜時代の古木氏
Photo By スポニチ

　元横浜（現DeNA）、オリックスの古木克明氏（42）が28日、YouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」に出演。横浜入団を決意した権藤博監督の口説き文句を明かした。

　同郷で、元南海ホークスの鈴木正氏を師と仰ぎ、指導を受けていた古木氏はプロ入りなら「福岡ダイエーホークス（現ソフトバンク）にいきたかった」という。

　「恩師がダイエーのスカウトをしていたし、同じユニホームを着て野球をやりたかった」と理由を明かした。

　愛知・豊田大谷高では高校通算52本塁打。「松坂世代」の中でも投の松坂、打の古木と注目の大砲だった。

　上位指名で話が来た球団はあったが「一丁前に逆指名なんかしちゃってた」と事実上の断りを入れていた。ダイエーからは「地元選手を優先するので4位、5位になってしまう」と言われたが、それでも恩師と同じ球団に入るつもりだった。

　ところがドラフト会議では松坂大輔の競合を外した横浜が外れ1位で古木氏を指名。「権藤さんが会場を抜け出して新幹線に乗って3時間くらいかけてわざわざ来てくださった」と、指揮官のサプライズに心が動いた。

　さらに「打の鈴木尚典、守の石井琢朗みたいな選手目指して頑張ってくれ」と最高級の口説き文句で入団を決意することになった。