【阪神・岡田監督語録】キャンプの成果に納得「最初から思った以上の練習ができたかなと思うよ」

雨の中、練習を見つめる岡田監督（撮影・北條　貴史）
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　▼森下は普通にやっていることがすごいのよ　肩にしても、送球の速さとか強さとか守備力にしても、新人だけど、思っている以上に普通にこなしているよね。連係とかいろんなことにしても（遜色がない）。バッティングにしても、やっぱりヒットが出るわけだから。

　▼外国人は見極め切れなかったよ　そら、元気でやってほしかったけど。ケガはしょうがないけどなあ。日本人選手はある程度、だいぶ1軍の戦力の見極めもできたと思う。そこで助けてもらうために外国人に、助っ人として、新しい外国人を今年は呼んでるんだけど、その辺がちょっとなあ、まだ見えない部分やなあ。はっきり言うて。

　▼K・ケラーの姿勢は買うよ　（前日に1回3失点で）まさか今日もブルペンに入るとは思わんかったわ。まあ、K（ケラー）の方は昨年からいてるからな。ピッチャー陣のレベルが分かっとるから。そういう危機感を持ってブルペンに入ったのかもわからんけど、そのぐらい危機感持ってくれた方がええよな。

　▼井上は何かつかみつつあるよ　右の長距離砲という形で、ずっとやってきたと思うけど。やっとなんか、つかんだというか。速い球に差し込まれるとか、いろんなことを聞いていたけど。キャンプの中で徐々に克服してきているんじゃないかなあ。それが、ホームランにしてもいい結果に出ていると思うよ。

　▼中継プレーには手応えあるよ　外野の中継にしても、この2日間のゲームで、二塁打にされそうな当たりでも相当、止まっているよ。2つ、3つ止まっていると思うよ。あれ、送球が高いとセカンドに行かれるけど、一塁に止められているもんな。そういうのが、ものすごく大事になってくる。甲子園は広いから、ライン沿いを抜けたら（打者走者は）セカンドへ行くけど、他の球場もあるし、一塁で止めたら次にゲッツーのチャンスもあるし、だいぶ大きいよな。

　▼そら、思った以上の成果よ　秋季キャンプからオフを経て、2月1日にどういう姿で来てくれるかなっていうのがあったけどな。みんな自分なりに練習して。そういう意味では、最初から思った以上の練習ができたかなと思うよ。

　▼桐敷と村上は2軍戦よ　（投手陣は）徐々に長いイニングを投げなあかんから。4イニングとか5イニングとかになってくると、1軍のゲームではまかないきれん部分があるから。ナゴヤ（教育リーグ・中日戦）も行かせるよ。村上とか、桐敷とかな。そないして、先発組を投げに行かすよ。