ヤ軍・ジャッジ「ピンストライプのレガシーを続けられるのは名誉」 残留決断の背景に「まだやり残しが」

[ 2022年12月22日 01:10 ]

会見で笑顔を見せるヤンキースのジャッジ(AP)
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 ヤンキースと9年総額3億6000万ドル(約474億円)の超大型契約を結んだアーロン・ジャッジ外野手(30)が21日午前10時(日本時間22日午前零時)から、ヤンキースタジアムで会見を行った。

 ジャッジの契約はFA選手に与えられたものとしては、19年ブライス・ハーパーの13年総額3億3000万ドル(約434・6億円)を上回り、MLB史上最大。会見の壇上に立ったジャッジは「世界最高の街、最高のベースボールシティの最高のファンの前で、ピンストライプのレガシーを続けられるのはとてつもない名誉だ」と再契約の喜びを語った。

 今季、ア・リーグ史上最多の62本塁打を放ち、リーグMVPにも輝いたジャッジだったが、今オフ、一時はジャイアンツ入りが有力と目された時期があった。それでも結局は残留が決定。その決断の過程を、ジャッジは「他の場所にも目をやり、話も聞いたが、妻とも話し合い、すでに心の中にあったことを決断した。私はここにいるべきだ。まだやり残しがある」と説明した。

 チームの大黒柱の残留が決まり、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は「携帯電話、鍵、財布、iPadをなくしたと思ったら、次の日の朝にドアを叩かれ、“これを探していましたか?”と言われたかのようだった」と安堵の心情を述べている。また、この日の会見には元ヤンキースのデレック・ジーター氏も出席。先代キャプテンであるジーターの前で、ジャッジのヤンキース史上16代目となるキャプテン就任も発表された。(杉浦 大介通信員)

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