DeNA・神里 「遅咲きの短距離マスター」に弟子入り 走り方改革で定位置獲り目指す

[ 2022年12月21日 05:00 ]

DeNA・神里
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 DeNA・神里が「遅咲きの短距離マスター」に弟子入りする。来年1月の故郷・沖縄での自主トレで、同郷で陸上短距離マスターズ界に君臨する譜久里(ふくざと)武氏(51)に指導を受けると明かした。

 「一度教わったことがありますが、今度は何回も教わりたい。ちょっと意識(の仕方)を教わると走り方が全然違う」

 譜久里氏は48歳で出場した19年のアジアマスターズ陸上で、45~49歳クラスの4×100メートルリレーメンバーとなり43秒27で優勝。同クラス世界記録を樹立した。また、11年の同大会では、40代で日本人初の100メートル10秒台も記録した猛者だ。父・昌二氏がアマチュア陸上競技者で交流があり、弟子入りが実現した。

 神里は「どんな場面でも使える走力を学びたい」と意欲を語った。今季は81試合出場で打率・189、1本塁打、10打点、6盗塁。先発出場は18試合にとどまった。18、19年は15盗塁をマークし、2年目の19年は自己最多の123試合に出場したが、20年以降は3年連続で盗塁数が1桁。直近2シーズンは打率も1割台に低迷している。打棒復活とともに、50メートル走5秒8の快足を鍛え直し、外野のレギュラー争いに割って入る。

 チームの外野陣は佐野、桑原、オースティンに加え、今季自己最多の94試合に出場した楠本もいる。5年目を終え、来季に勝負を懸ける28歳は「自信をつけてレギュラーを獲り、優勝に貢献したい」と誓った。(大木 穂高)

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2022年12月21日のニュース