ヤクルト マクガフ代役守護神獲得発表 最速160キロ右腕ケラ メジャー通算243試合登板

[ 2022年12月21日 18:06 ]

 ヤクルトは21日、米国出身のキオーニ・ケラ投手(29)を獲得したと発表した。1年契約で年俸100万ドル(約1億3200万円)プラス出来高払い。背番号は11。メジャー通算243試合に登板し、18年に24セーブを挙げた最速160キロ右腕は、今季限りで退団したスコット・マクガフ投手(33)に代わるストッパーとして期待される。奥村政之編成部国際担当部長も「抑えのエース、そしてマクガフの代役として、開幕からやってもらいたい」と期待していた。球団の編成部アドバイザーとして活動しているトニー・バーネット氏(39)の推薦が大きかったという。

 ケラは15年にレンジャーズでメジャーデビューすると68試合で22ホールドをマーク。その後は18年7月末にパイレーツへ移籍するまで抑えを務めた。パドレス所属時の昨年5月には右肘じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたが、今季はドジャース3Aで7試合に登板するなど順調に回復。今オフにはウインターリーグに参戦予定だったことも、球団側は心強い材料とみている。直球に加え、キレ味鋭いパワーカーブも日本球界にマッチするはずだ。

 リーグ3連覇を目指すチームは今オフ、先発候補としてライネル・エスピナル(31)、ディロン・ピーターズ(30)を獲得。奥村部長は「これで外国人補強は一段落した」と話した。

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2022年12月21日のニュース