メッツ最古参の番記者ディコモ記者が分析 サポート手厚いコーエン体制で千賀の早期適応は容易に

[ 2022年12月21日 04:00 ]

大リーグ公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者(撮影・杉浦大介通信員)
Photo By スポニチ

 07年からメッツ担当を務め、現在の番記者では最古参となる大リーグ公式サイトのアンソニー・ディコモ記者が、千賀への期待を本紙に語った。

 100マイル(約161キロ)以上の直球を投げ、スプリットが鋭く落ちる。多少適応の時間が必要だとしても、大リーガーも簡単には攻略できないだろう。メッツ関係者は、千賀と話して彼をよく知った上で、性格的にもニューヨークでのプレーに適していると判断した。彼は恐れたり、萎縮したりはしない、と。

 米30球団で断トツの資産175億ドル(約2兆3100億円)を誇るスティーブ・コーエン氏がオーナーを務める現在のメッツは、外国人選手を環境面や起用法で手厚くサポートすることが可能。必然的に選手の適応は容易になる。同じニューヨークが本拠のヤンキースは松井秀喜、田中将大らに巨額を投じ、適応を支えた。コーエン体制のメッツも千賀を皮切りに、今後は海外市場にも、より大きな投資をするはずだ。

 メッツは多くの日本選手を抱えてきたが、ピークの度合いという意味で千賀クラスの大物獲得は、(04~06年に所属した)松井稼頭央以来ではないか。7500万ドルを投じた分、成功を助けるために球団は、これまで以上に尽力するだろう。

続きを表示

2022年12月21日のニュース