ヤクルト内山壮真 起死回生の代打同点3ランで勝ちに等しい引き分け 昨年はフレッシュ球宴でMVP

[ 2022年10月23日 23:27 ]

SMBC日本シリーズ第2戦   ヤクルト3―3オリックス ( 2022年10月23日    神宮 )

<ヤ・オ>9回、代打・内山壮は同点となる3ランホームランを放つ(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトの内山壮真捕手(20)が2年連続4度目の顔合わせとなった日本シリーズ第2戦(神宮)で9回に劇的な同点3ランを放ち、勝ちに等しい引き分けをチームにもたらした。

 8回まで8安打を放つも無得点に抑えられていたヤクルト打線だったが、9回にドラマが待っていた。この回から5番手としてマウンドに上がった右腕・阿部から先頭の宮本が9球粘って右中間二塁打を放って出塁。打線が1番にかえり、塩見が四球でつなぐと、途中からリリーフ投手が入っていた2番に代打・内山壮が告げられた。

 内山壮は2球で追い込まれたが、カウント2―2からの6球目、真ん中高め141キロ直球を完璧に捉えると、打球は左翼スタンドへ飛び込む起死回生の同点3ラン。歓喜にわくヤクルトベンチとマウンドにうずくまる阿部のコントラストが際立つシーンとなった。

 試合は延長12回の末、3―3の引き分けに終わったが、まさに起死回生となった一発。内山壮は昨年のフレッシュオールスターでは先制&決勝のソロ本塁打を放ち、最優秀選手(MVP)を獲得している。その際には当時19歳の未成年だったこともあり、同行していた超ベテランの球団マスコット「つば九郎」に「あずかっておくよ。あぶないだろ、ぶっそうだろ、こどもが100まんもってたら!」と賞金100万円を奪われそうになる?場面もあったが「いまが、いちばんあぶないとおもいます」と返して危機を回避するなど“頭脳派”としても知られている。

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