高津監督「全員で粘って踏ん張った」 日本S初打席で代打3ランの内山壮は「凄いなと思いました」

[ 2022年10月24日 00:28 ]

SMBC日本シリーズ2022第2戦   ヤクルト3―3オリックス ( 2022年10月23日    神宮 )

<ヤ・オ>9回、同点3ランホームランを放った内山壮(左)をガッツポーズで迎える高津監督(右)(撮影・椎名 航)
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 2年連続4度目の顔合わせとなった「SMBC日本シリーズ2022」は23日、神宮球場で第2戦が行われ、セ・リーグ優勝チームのヤクルトが零敗寸前の9回に代打・内山壮真捕手(20)の1号3ランで一気に追いつき、延長戦に突入。結局、延長12回の熱戦も勝負がつかず引き分けに終わり、通算成績はヤクルトの1勝1分けとなった。

 日本シリーズの引き分けは2018年の広島―ソフトバンク第1戦(マツダ)以来4年ぶり史上9度目。神宮では1962年の東映―阪神第3戦で延長14回日没コールドとなって以来60年ぶり2度目となった。なお、7試合制の日本シリーズは移動日を挟み、25日にはオリックスの本拠・京セラドームに舞台を移して第3戦が行われる。

 試合後、ヤクルト・高津臣吾監督(53)との一問一答は以下の通り。

 ――9回、土壇場で負けなかった。

 そうですね。なかなか攻撃のほうは連打であったり、続けて四球とヒットとか続けてランナー出すことはなかなかなくて。8回かな、7回で満塁になったか。そこまでなかなか連打とかというのもチャンスもなかなかなくてね。難しい展開だったんですけど。終盤になるにつれてランナーが出るようになって。まあ、(内山)壮真の一振りでよく追いついたと思います。まあ、そこにはリリーフのみんなの頑張りがあってのことだと思いますし。もちろん壮真がよく打ったと思いますけどね。全員で粘って踏ん張ったと思います」

 ――あそこの代打を送った意図は。

 壮真は、うーん、まあ、いろいろ配球を読みながら打席に立ったりするので。まあ、あと思い切りも凄くいいので。まあそういう考えで。

 ――日本シリーズ初打席。何か声は。

 いやいや。特にはないです。あのー。凄いなと思いました。

 ――2球で追い込まれてからだった。

 そうですね。凄く冷静に、キャッチャーらしいというか、しっかり配球を読みながら相手の持ち球を頭に入れて打席に立つことが彼は多いので。まあ、うまくいかないこともたくさんあるんですけども。そういう駆け引きができる打者だと思います。

 ――リーグ優勝を決めた丸山和だったり、長岡だったり、若手の活躍は。

 さっきと一緒で、うまくいかないこともたくさんあって、まだまだ成長の途中でこちらも我慢しないといけないこともたくさんあるんですけど、まあ、ああやって一生懸命プレーしてね。ミスをしながら、たまにっていったら失礼だけど、ああやってビッグプレーが出たりすると、本人たちも次の活力になると思うし、こちらも使っている意味であったり我慢している意味であったりというのが、結果として出してくれるので。凄くうれしく思います。

 ――今日は代打だったり、リリーフだったり、攻めた姿勢が見えた。

 うーん、やっぱり難しいですね。レギュラーシーズンとはちょっと違うなと思いながら。代打であったり継投であったり先を見ないでといったら大げさですけども、目の前で何が一番いいのかを常に考えて起用していました。

 ――中継ぎ陣はみんな粘って。

 まあ、昨日も大変なリリーフして、まあ、今日も久保以外みんな投げたわけですけども、しっかり自分の役割と相手打者の特徴をしっかり勉強してマウンドに上がっているんだなというのが見えました。よく本当に踏ん張ったと思います。

 ――山田は守備でいいところあるが打席は。

 そんなに悪くは思わないんですけどね。どっかこう、開き?とかあるかもしれないですけど、スイング自体は強く振っているし、ファウルになることは多いですけど、まあ打ちますよ。

 ――宮本の二塁打。

 そうですね。彼もすごく途中から出ることが多くて、途中から出てくる投手の研究を凄くしている子なので。まあ、そういう急にではないですけど、ぱっと試合の途中から入ってもしっかりゲームに入っていけるところは素晴らしいと思いますね。こうやって結果も出してくというのはなかなか簡単なことではないと思うので。素晴らしいですね。

 ――オスナも猛打賞。

 そうね。まあ、広角に打つようになったよね。ライトにも大きいのも打ちますし、追い込まれたらコンパクトにね、方向決めて打つようになりましたね。まあ、調子がいいからそれができるのかもしれないですけど。

 ――守備や走塁でも。

 まあ、全力でやっているので、みんなね。まあ、いつかミスはあるのかもしれないですけど、一生懸命やった結果なので。それが悔いの残らないようにね、少しでも力を余らさないで、常に全力全力っていう気持ちでグラウンドに立ってるんじゃないですかね。

 ――火曜から京セラドームになる。

 まあ、またいろいろグラウンド状況、条件というのも変わってくるし、まあ、ビジターで3試合か。しっかり戦って神宮に帰って来たいなと思いますね。相手に合わせる部分としっかり我々の野球をやる部分をはっきりして、攻める野球というのは引き続きやっていきたいと思います。

 ――先発陣にかける期待は。

 まあ、初登板になるんでね。緊張もあるし、難しいかもしれないですけど、まあ、相手も一緒ですから。ゲームをしっかりつくってほしいなと思いますね。

 ――DHに関しては。

 まあ、いっぱい考えてます。いろいろと。これがいいのかあれがいいのかを。

 ――去年使った選手も視野に入れながら。

 なんとも言えないですね、はい。

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