社会人野球 大阪ガス3連覇へ応援部が後押し「一体感を醸成したい」 

[ 2022年10月23日 15:27 ]

社会人野球日本選手権3連覇を目指す大阪ガスの応援部(撮影時のみマスクを外しています=大阪ガス提供)
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 第47回社会人野球日本選手権大会は10月30日から京セラドーム大阪で開幕する。9大会連続25度目の出場で、3連覇を目指す大阪ガス。史上初の偉業を後押しするべく、応援部の練習にも熱がこもっている。

 「3連覇の後押しをできるよう、精いっぱい応援したいと思っています」

 チアリーダーの平井聖華さんは声を弾ませた。1979年から活動を開始したという社員チア。一時は社員チアが0の時代も。平井さんは19年に3年ぶりとなる新入部員となったが、翌20年にはチアリーダーが1人となってしまった。

 「チアリーダーとして1人でどう会場を盛り上げれば良いのか不安になったこともありましたが、応援部の男子リーダーが孤独を感じないような環境をつくってくださいました」

 自ら経験者を勧誘するなど、存続にも力を注いだ。地道な活動の甲斐もあり、21年には新たに2名が加入。今年も1名が加わりチアリーダーは計4名となった。

 「応援部の先輩も気にかけてくださいますし、伝統がある。後輩を増やしていくことは使命ですし、メンバーが増えてきたことで“自分ももっと頑張ろう”と思っています」

 そんな平井さんを含む応援団メンバーとともに、軽音学部や吹奏楽部などDaigasグループ応援団が選手たちを後押しする。男子リーダーの加納輝明さんは言葉に力を込める。

 「持ち味である熱量、気持ちのこもった応援で一体感を醸成したい。それぞれの所属部署には野球部員や関係者の方がおられ、我々にとってとても身近な存在。野球部を通じてみんなが一つになれるのは、とてもありがたいことだと思います」

 ビクトリーマーチをはじめとする応援は、選手たちを勇気づけ、ファンをまとめる。魅力ある応援風景もまた、大阪ガスの強さを支える要因の一つだ。

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2022年10月23日のニュース