ソフトバンク連夜の悲劇…引き分け以上で優勝も痛恨の敗戦 今季最終戦でオリックスに逆転V許す

[ 2022年10月2日 21:26 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3ー5ロッテ ( 2022年10月2日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>8回、満塁の好機でグラシアルが凡退しガックリの藤本監督(撮影・岡田 丈靖)
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 優勝マジック「1」で迎えたソフトバンクは2日、ZOZOマリンでロッテと対戦。引き分け以上で優勝が決まる今季最終戦で3―5で痛恨の逆転負け。自力で優勝をつかみ取れなかった。2位・オリックスが楽天戦(楽天生命パーク)に5―2で勝利したため76勝65敗2分の勝率・539で並び、ソフトバンクはオリックスとの直接対決で10勝15敗と負け越しているためリーグ優勝を逃した。

 優勝マジック「1」で引き分け以上で2年ぶりのリーグ優勝が決まる一戦。前日1日の西武戦(ベルーナドーム)では0―1の9回に柳田が土壇場で同点23号ソロ。しかし、延長11回2死一塁から5番手・藤井が西武の山川にサヨナラ弾を浴びる悪夢で2年ぶりリーグ優勝は今季最終戦へと持ち越しとなった。

 この日は初回に1番・三森の先頭打者弾、4回には柳田が2戦連発となる24号ソロで2点差とし、先発・板東が5回無失点の好投で序盤に主導権を握った。前日の嫌な流れを払しょくしたかに見えたが、継投策に入った6回に落とし穴が待っていた。

 2番手でマウンドに上がった泉が1死一、二塁から山口に逆転の3点本塁打を浴びた。勝利ムードから一転、またしても嫌なムードが立ち込める中、7回には3番手・甲斐野、4番手・嘉弥真が失点して点差を3点に広げられた。打線は8回に柳田の適時二塁打で1点を返し、2死満塁としたがグラシアルが遊ゴロに倒れて追いつくことはできなかった。

 9回2死、三森が中飛に倒れると、藤本監督はベンチでうつむき、甲斐ら選手たちはベンチでぼう然としていた。今季最終戦を終え、選手たちはスタンドのファンへ重い足取りであいさつに向かった。その中で、先発した板東に支えられながら涙を流していたのは2番手で登板した泉だった。泉は最後まで前を向くことができずにベンチへと戻った。

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