ヤクルト高津監督 欠場の主砲・村上に「彼も人の子で、やっぱりしんどい…調整してあげないといけない」

[ 2022年10月2日 21:11 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー3阪神 ( 2022年10月2日    甲子園 )

<神・ヤ25> 甲子園での最終戦を終え、ファンにあいさつする高津監督(左端)らヤクルトナイン(撮影・大森 寛明) 
Photo By スポニチ

 ヤクルトは延長12回の激闘の末に阪神と3―3で引き分け。注目の主砲・村上宗隆内野手(22)は先発メンバーを外れ、最後まで出場しなかった。

 1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン最多55本塁打に並んでいる村上はベンチスタート。この日、打席に立つことなく打率は.317のままだった。チームは残り1試合で、あす3日にDeNA戦(神宮)を控える。史上最年少で令和初となる3冠王は決定的。今季リーグ全体の最終戦となる一戦では“王貞治超え”の偉業を目指すことになる。

 試合後、高津臣吾監督(53)との一問一答は以下の通り。

 ――先発サイスニード。

 「ぜひ10勝目、させてあげたかったなと思います。援護がなくて申し訳なく思います。本人はどこまでも投げると言ったけど、まだシーズンはあす最終戦ですけど、続くので、次に取っておいてくれ、次の素晴らしい1勝に取っておいてくれと伝えました」

 ――1年ローテを守ってくれた。

 「調子うんぬんというより、去年よりうまくなってきているよね。日本にきて、2年目で凄く成長していると感じた。30歳なのかな。日本の野球を勉強してね、しながら日本人選手ともうまく付き合いながら成長しているなと感じます」

 ――竹山投手、昇格して登板。

 「良かったね。もっとバラバラになるかなと思ったけど、ストライクも入るし、この1試合が来年以降に生きるのかなと。別に打たれようが抑えようが、もちろん抑えたほうがいいけど、こういう経験をさせたかったので、142試合目になりましたけど、彼にとってはいい経験になったかな」

 ――高卒1年目で堂々と。

 「凄いよ。凄いと思う。うん。よく頑張ったという表現でいいのかな」

 ――打線は村上選手が欠場。いろんな意図。

 「彼も人の子で、やっぱりしんどいからね。しっかりと状態、調整してあげないといけないと思って、今日は外しました」

 ――中日の試合が終わって、打率で上。3冠っていうところは。

 「ぜひ獲ってほしいね、と思います。そんなに3冠獲れるチャンスもないしね。そういう選手に巡り合えるというのも僕は幸運だと思っているし、目の前で見たいと思うのでぜひ獲ってほしいと思いますね」

 ――大島と少し差がある。明日の起用は。

 「状態第一なんで、あしたの状態を見て決めます」

 ――無理に出すとかいうんじゃなくて…。

 「状態を見て決めます、はい」

 ――本人とは何か話をしたのか。

 「いっぱい話をしました」

 ――言える範囲で…。

 「言えない。ごめんね、今、すっごい、バサッと切っちゃったよね。いろいろ話はしました、はい。すみません、察してください。ごめんね」

 ――明日はレギュラーシーズンの最後の試合になった。

 「凄い長いようで短いようでいろんなことがあった、もちろん毎年そうなんですけれど、いい締めくくりをしたいなと。しかも3人、最後のゲームだし、いい形で彼らを送り出してあげたいなという気持ちが一番です。チームとして、たくさんお客さん入ってくれると思うし、CSで当たる可能性もあるベイスターズ。しっかり戦いたいなと思います」

 ――きょうはCSで当たる可能性のある阪神と戦った。

 「参考になるかちょっとよくわからないけれど、多少の意識はありましたね。やっぱり12日から対戦するのかなと思ったり、いろいろ考えましたけれど」

続きを表示

2022年10月2日のニュース