【大谷と一問一答】「6回を投げ切りたかった」腰の状態は「大丈夫。明日休みなので切り替えて頑張りたい」

[ 2022年6月30日 15:33 ]

ア・リーグ   エンゼルス4―1ホワイトソックス ( 2022年6月29日    アナハイム )

<エンゼルス・ホワイトソックス>2回、まるでスポットライトのように夕陽が当たるマウンドで投げる大谷(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は29日(日本時間30日)、本拠地エンゼルスタジアムでのホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」で今季13度目の投打同時出場。5回2/3、108球を投げ毎回の11三振を奪い無失点で今季7勝目を挙げ、メジャー通算20勝となった。直球は今季最速タイの101・0マイル(約163キロ)をマークし、これで連続イニング無失点は、21回2/3に伸びた。月間4勝目は自己最多、4連勝は自己最長タイで、6月は4勝1敗で防御率1・88、打撃成績(6本塁打、打率・298)も含め月間MVPも見えてきた。打っては3打数無安打1四球だった。エ軍は4―1で勝利した。

 以下、試合後の大谷との一問一答。

 ――投打ともに6月の成績が素晴らしいが、何かをつかんだか。

 「つかんだということはないですね。バッティングに関してはいい打席が増えているなというのは感じますし、投げ心地も悪くないので、数字以上に何か違うことはないかなと思います」

 ――6回途中降板、納得の降板か。

 「しっかり6回を投げ切りたかったですけど、なかなかしぶとい打線だったので、いい打線ですし球数がちょっと多かったかなと思います」

 ――腰は大丈夫か。

 「大丈夫です。明日、休みなので切り替えて明後日頑張りたいと思います」

 ――スライダーとスプリットはどのくらい重要だったか。

 「序盤はかなり機能していた。途中からケアが強くなったので真っすぐ多めに切り替えて、状況を見ながらしっかり対応できたかなと思います」

 ――最速101マイル(約162・5キロ)が出た。出そうと思って投げたのか。

 「空振りとるつもりで。はい。強く投げました」

 ――いつでも出せる球速か。

 「狙って出しているわけではないですけど、ここぞという場面で力が入ると勝手にそうなるということだと思います」

 ――登板日に勝てた。

 「カードを勝ち越すかどうかはかなり重要なことだと思うので、次の月に進むには重要なことかなと思います」

 ――スライダーは気に入っている球種か。

 「カーブもかなり機能していたと思いますし、これひとつという訳ではなくて、バランスよく投げることでいい球種が特に目立ってくるかなと思います」

 ――降板前、最後の1人を投げきりたかった。

 「球数がかなりかさんでましたけど、投げきるかどうかはかなり違うところなので。重要なところだったかなと。もう1人投げれれば一番良かったですけど」

 ――予想外の降板だったか。

 「予想外ではなかったですかね、もちろんブルペンがつくっているのも知っていましたし。我慢して1人投げさせしてくれたというところかなと思うので」

 ――6月の投打を振り返り。

 「疲れも出るところかなと思いますけど、試合にもちろん一番シーズンの中で慣れている付きかなとも思うので体の動き自体も悪くないですし、良い集中力を毎試合保てているかなと思います」

 ――降板の場面について。5番シーツの場面で交代も考えられた。

 「ポテンヒットで出たランナーなので、流れ的にはあんまりよくない感じですけど、あそこもしっかりバットに当たらないように投げられればよかったですけど。なかなか全体的に打席もみんなしぶとい打席も多かったので球数がかさんでしまったかなと思います」

 ――そこは交代のタイミングではなかったと分かっていたか。

 「いつ代えてもいい状況かなと思っていましたけど、自分の中では投げきるつもりでいっているので。ブルペンを気にする様子はないですし。ある程度つくっているなとか、球数を調整するにあたってそういうのは気にはしますけど。基本的には自分で投げきるつもりでマウンドにいっているのであんまり気にすることはなかった」

 ――三振を奪えている要因。

 「各球種もちろんゾーンの中でしっかり勝負できている。各打者の特徴を捉えながらピッチングできているのは大きいかなと思います」

 ――腰はひねって痛みを感じたか、バットが腰に当たったのか。

 「特には何にもないですね」

 ――連敗中でマウンドで上がるのはきついと以前に話していた。この日は連敗中ではないとはいえ、チームをとりまくもの状況はよくなかった。

 「一番は先制点をあげない。それに尽きると思うので。早い回で点を取ってもらっていい流れで、後はもうそこからは追加点を取るまでしぶとく我慢する。ランナーが出ても、しっかりとゼロでいければいいですけど、最小失点でいくっていうことが基本的なことですけど」

 ――マウンドに上がる前はきついなという感覚はなかった。

 「きついなと思ってマウンドにいくことはもちろんないので、どういう状況でもやることは変わらないですし、さっきも言いましたけど、先制点をやらないのがまず一番のやる仕事ですし、その中で長い回を投げきることが先発の仕事ですし、6回は投げきりたかったですけど。そこまでやって仕事は完了というところかなと思います」

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