2部の東洋大が先勝、エース細野が155キロをマーク 東都入れ替え戦

[ 2022年6月20日 13:26 ]

東都大学野球春季1、2部入れ替え戦 1回戦   中大―東洋大 ( 2022年6月20日    神宮 )

<東都大学リーグ入れ替え戦 中大・東洋大>笑顔でガッツポーズする東洋大の石上泰(左)と細野(右)(撮影・西海健太郎)
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 東洋大が効率よい攻めで10安打で8得点、5投手のリレーで逃げ切って1部復帰に王手をかけた。

 先発は154キロ左腕・細野(3年=東亜学園)。全日本代表候補合宿を辞退し、この日にかけてきた。走者を許しながら要所で150キロ台の速球を投げ込み中大に得点を許さない。5回には繁永の打席で155キロをマーク。自己最速を記録するなど力投を続けた。

 細野を援護したい打線は5回、後藤聖(3年=京都学園)橋本吏(3年=花咲徳栄)の長短打で先制。その後2四死球の満塁から3番石上泰(3年=徳島商)が右翼席へ見事な満弾。リードを一気に5点と広げた。

 細野は6回、安打と2四球で降板したが先発の役目はしっかり果たした。7回にも中大投手陣の乱れから3点を加え逃げ切った。脇腹を痛めていたドラフト候補・羽田野(4年=汎愛)が9回に登板。フォームが安定せず3安打に暴投で2点を失ったが島田(1年=木更津総合)が1球で締め逃げ切った。

 杉本泰彦監督は「とにかく1勝できた。あと1勝です」と力を込めた。先発した細野は「リーグ戦が終わってから状態が上がらずきた。でも悪いなりに抑えられたのが良かった。こういうジメジメした気候は苦手なんで、これから鍛えて克服したいです」と話すと横から「今頃か?遅いわ」と杉本監督からキツーイひと言に笑いが起きた。満弾の石上泰も「(満塁で)ゲッツーだけは避けようと。外野フライにはなったと思ったけど入るとは」とニンマリ。投打が噛み合って、いい形で2戦目を迎える。

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