中日・根尾 本拠地初登板で巨人・岡本和三振斬り 投手転向表明後初マウンド!20日にも投手登録に変更

[ 2022年6月20日 04:46 ]

セ・リーグ   中日3ー5巨人 ( 2022年6月19日    バンテリンD )

<中・巨>9回、本拠地で初登板を果たした中日・根尾(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 4点劣勢の9回2死、岡本和を迎えたところで中日・立浪監督がベンチを出た。「ピッチャー・根尾」の場内アナウンスにバンテリンドームが沸いた。通算3度目で、投手転向を表明してからの初登板を初の本拠地マウンドで迎えた。

 弾むように走って登場。昨季まで2年連続2冠王の強打者を直球とスライダーで追い込み、最後はカウント1―2から高めの149キロ直球で空振り三振に仕留めた。外角に際どく外れた直前の4球目はプロ最速の151キロで、大阪桐蔭時代に練習で出したという自己最速に並んだ。

 「木下さんが構えたところに投げるだけだった。凄い打者ですし、自分のやれることをしっかりやって帰ってこようと思っていた」

 “根尾の5球”が空気を変えた。直後、高橋周が2ランを放って大勢から4度目の対戦で初得点。さらに1死一塁で根尾が打席へ。登板日の打席は2度目で3球三振に倒れた。3連勝を逃した立浪監督は「投手コーチから2死から1人だけでも…と。岡本選手もやりにくかったと思うが、こっちも戦力として計算している。どんどん投げさせていきたい」と説明した。

 本格的な投手練習を開始してからまだ5日。早ければ、20日にも投手登録へ変更される。大きな可能性を感じさせる第一歩を踏み出し、「まだまだ初心者なので、レベルアップできるようにやっていきたい。次も抑えます」と表情を引き締めた。(中澤 智晴)

続きを表示

2022年6月20日のニュース