槙原寛己氏 佐々木朗の8回完全降板 交代告げる井口監督の姿に「寂しそう…落合監督の背中と同じだった」

[ 2022年4月18日 13:38 ]

槙原寛己氏
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 元巨人投手で野球解説者の槙原寛己氏(58)が18日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。ロッテの佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で8回まで完全投球しながら交代したことについて見解を述べた。

 槙原氏は巨人時代の1994年5月18日にプロ野球史上15人目の完全試合を達成。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板となった佐々木朗は17日、日本ハム戦で8回まで走者を許さず完全投球を続けたが、9回に2番手・益田と交代してマウンドを下りた。2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球で降板した。
 
 槙原氏は佐々木朗がまだ3年目とあって「もうちょっとベテランなら代えるなよって雰囲気出せたと思うけど…僕が延長12回まで投げてた時は絶対代えたら怒るぞって空気出してましたからね。(佐々木朗は)まだ若い。これから将来があるし、そういう英断だったってなる」とした。

 一方で「でも、井口監督は交代告げた時、背中が寂しそうだったんですよ。これって(2007年日本シリーズで完全試合目前の山井を交代させた中日の)落合監督の背中と似てますよ。俺はいかしたいんだけど、でもしょうがないって言う感じが」と井口監督の心境を思いやった。

 また、佐々木朗が大船渡高時代に甲子園切符がかかった岩手大会決勝で登板を回避したことを踏まえ「つらそうに見せなかったというか、代えられたことにサバサバした感じに見せてるのはそういう経験が生きてるんだろうなと。こうやって指導者たちがいろいろ培ってきたものが最終的にもしメジャー行って、佐々木君が完全試合したら、あの時の我慢がっていう話になっていくかもしれない」と将来につながる決断になっていくのではと述べた。

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