阪神緊急先発の桐敷が2軍再調整へ 2回2失点降板に矢野監督「本来のボールではない」

[ 2022年4月14日 21:35 ]

セ・リーグ   阪神1ー4中日 ( 2022年4月14日    バンテリンD )

<中・神>初回2死二、三塁、先制の2点適時二塁打を浴びて汗をぬぐう桐敷(撮影・北條 貴史)
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 藤浪のコロナ離脱で急きょプロ2度目の先発を務めたドラフト3位・桐敷は、2回4安打2失点で降板。「急きょ先発する形になりましたが、自分にとってはチャンスだと思ってマウンドに上がりました。その中で結果を残すことができず悔しい思いです」とコメントを残した。

 持ち味の制球力が影を潜め、甘く入った球を狙われた。いきなり先頭の大島に中前打を浴びるなど、初回2死二、三塁。5番の阿部にフルカウントから外角への143キロ直球を右翼へ痛打され、先制の2点適時二塁打を献上した。2回も2死一、二塁を背負うなど苦しい展開。岡林を空振り三振に仕留めて難を逃れるも、直後の攻撃で回ってきた打席で早々と代打を送られた。

 当初先発の予定だった藤浪が新型コロナウイルス陽性判定を受けて登録抹消されたことにより、急きょ回ってきた2度目の大役だった。開幕ローテーション入りし、初先発した3月27日ヤクルト戦で6回途中3失点。以降は出遅れていたガンケルが復帰したことで中継ぎに配置転換となっていた。

 緊急先発にも強気にアピールを狙ったマウンドだったが、結果を残すことはできず。矢野監督は試合後「ちょっと本来のボールではないからね。急きょやからそんな長いイニングとは思っていないし、いけるといころまでとは思っているけど、あの状態やったらちょっとしんどい」とし、登録を抹消すると明言した。

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2022年4月14日のニュース