ドジャースのカーショウが「7回完全」も80球で降板 打者21人から13奪三振

[ 2022年4月14日 08:26 ]

「無安打無得点」のまま7回でマウンドを降りたドジャースのカーショウ(AP)
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 ナ・リーグでサイ・ヤング賞を過去3回受賞しているドジャースの左腕、クレイトン・カーショウ(34)が13日、敵地ミネアポリス(ミネソタ州で行われたツインズ戦で今季初登板。7回を投げて13三振を奪い、一人の走者も出さない“完全試合ペース”だったがこの回でマウンドを降りた。

 6回が終わったところでデーブ・ロバーツ監督(49)と相談する場面があり、このあと二番手のアレックス・ベシア(26)にマウンドを譲った。

 ベシアは8回1死からツインズの5番・ゲイリー・サンチェス(29)に右前に運ばれ、ドジャースとしての完全試合は消滅。試合は7―0でドジャースが勝ち、開幕からのロード5連戦を3勝2敗で終え、14日にロサンゼルスのドジャー・スタジアムでホーム開幕戦を迎えことになった。

 昨季カーショウは10勝(8敗)を挙げているが左腕の故障で2カ月以上にわたって離脱。この日は「85球をメドにもう1イニング」のリクエストを指揮官に伝えたものの、気温が2度の低かったこともあってロバーツ監督は7回で交代させたようだ。

 カーショウは「もう少し長くマウンドにいたかったが、自分のことよりももっと大きな事柄がある。勝つためにみんながここにいるんだ」とコメント。なおAP通信によれば、この日の最速は91マイル(約146キロ)で、80球のうちスライダーが41球。ストライクは53球だった。

 ツインズは1安打で敗戦。今季の成績は2勝4敗となった。

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