岩田稔氏 阪神のコミュニティアンバサダーに就任 「1型糖尿病」の根治に向けた啓蒙活動に力

[ 2021年12月25日 05:30 ]

岩田稔氏
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 今季限りで阪神一筋16年間の現役生活を終えた岩田稔氏(38)が、球団のコミュニティアンバサダー(CA)に就任することが24日、発表された。阪神の一員として野球振興などに携わりながら、現役時代から続けて来た「1型糖尿病」の根治に向けた啓蒙(けいもう)活動にも力を入れる。

 「またこうして阪神タイガースの一員として活動できることが本当にうれしいです。違った角度から野球を見ることなど、どんどん新しい活動に挑戦していきたい」

 昨年引退した藤川球児スペシャルアドバイザー(SA)同様、球団に在籍しながら評論活動なども行う。藤川SAが比較的、チームに直接助言する立場なのに対し、岩田CAはタイガースアカデミーなど地域の野球コミュニティーに密着した活動がメインとなる。嶌村球団本部長は「コミュニティアンバサダーということで、やる内容はその名前の通り。彼が現役時代からやっている社会貢献活動、1型糖尿病の啓蒙活動も引き続きやってもらいたい」と強調した。

 持病を抱えながらも通算200試合に登板し、60勝82敗の成績を残した。「自分らしくさまざまな形で阪神タイガース、応援していただいたファンのみなさんと一緒に何か活動していけたら」。不屈の左腕の新たな挑戦が始まる。(山添 晴治)

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2021年12月25日のニュース