ブレーブスが2勝目 アトランタでのWシリーズ勝利は26年ぶり アストロズ打線は2安打

[ 2021年10月30日 12:35 ]

ワールドシリーズ第3戦   ブレーブス2―0アストロズ ( 2021年10月29日    アトランタ )

8回にソロ本塁打を放ったブレーブスのダーノー(AP)
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 舞台をヒューストン(テキサス州)からアトランタ(ジョージア州)に移した第3戦は小雨が降りしきる中で行われ、地元のブレーブスが2―0でアストロズを退けて2勝1敗と白星が先行。先発のイアン・アンダーソン(23)は四死球を4つ与えながらも5回までアストロズ打線をノーヒットに抑えた。三回にはオースティン・ライリー(24)の三塁線を突破するタイムリー二塁打で1点。八回にはトラビス・ダーノー(32)がアストロズ6番手のケンドール・グレイブマン(30)から中越えに2戦連発となる本塁打を放って2点目を入れた。

 六回からはA・J・ミンター(28)ら4人の継投でアストロズ打線を2安打に封じ、最後はストッパーのウィル・スミス(32)が抑えこんでセーブを挙げた。

 ブレーブスのワールドシリーズ出場は1999年以来だが、そのときはヤンキースに4戦全敗。同じくヤンキースに2勝4敗で敗れた1996年もアトランタでは3戦全敗で、ホームでワールドシリーズの勝利を挙げたのは1995年(インディアンズに4勝2敗)で優勝を決めた第6戦(10月28日)以来、26年ぶりとなった。

 アストロズは八回の先頭打者となった代打のアレドミス・ディアス(31)の小飛球が、ブレーブスの左翼、エディー・ロザリオ(30)の前にポトリと落ちてこれが初安打。代走のホセ・シリ(26)の二盗と悪送球で2死三塁のチャンスをつかんだが、マイケル・ブラントリー(34)は三飛に倒れた。

 投手陣は奮闘したものの、今ポストシーズンで打率・276だった打線は28打数2安打。敵地での第3戦では力を発揮できなかった。

 なおワールドシリーズで1勝1敗となったケースは過去60回あるが、第3戦に勝ったチームが39回優勝を飾っている。

 <ワールドシリーズの成績と日程>
 ▼第1戦=〇ブレーブス6―2●アストロズ
 ▼第2戦=●ブレーブス2―7〇アストロズ
 ▼第3戦=〇ブレーブス2―0●アストロズ
 ▼第4戦=30日(アトランタ)
 ▼第5戦=31日(アトランタ)
 ▼第6戦=11月2日(ヒューストン)
 ▼第7戦=11月3日(ヒューストン)
 *日付は現地時間。第6戦以降は結果次第で実施。

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