ダルビッシュ 今季ワースト8失点 ブルペンは「完ぺき」も本塁打浴び「神経質になった」

[ 2021年9月14日 14:41 ]

ナ・リーグ   パドレス1―9ジャイアンツ ( 2021年9月13日    サンフランシスコ )

パドレス・ダルビッシュ有投手(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(35)が13日(日本時間14日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦で今季27度目の先発登板。4回、96球を投げて6安打、今季ワーストの4本塁打、8失点で降板、防御率は4・32となった。日本投手単独2位となるメジャー通算80勝目はならず、今季10敗目を喫した。チームは1-9で敗れ4連敗。ワイルドカード争いも3位に後退した。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――今日のピッチング。
「全体的にコントロールが散らばっている中で、向こうが難しい球をちゃんとファールにして、甘い球を待っていた」

――前回の好投を続けられなかった。
「ブルペンは前回も今回も完ぺきというくらいすごくよかった。試合について心配はしていなかったんですが、それが最初に2本ホームランを打たれて、そこからポンポンといかれて、それで神経質になった感じです」

――チームでも個人的にも、どれくらいフラストレーションがあるか。
「試合後のクラブハウスはあまりわからないけど、自分については自分自身にフラストレーションを持っている。みんなそうだと思う。でもまた明日やらないといけない。今日は切り替えていくしかない」

――具体的にどうする。
「自分のルーティーンを守って、きちんと寝て、野球ができるベストの体を毎日作っていくことが大事。それしかない」

――前回は自分のフィーリングだけに頼った。今日も同じアプローチか。
「前回は自分の感覚に完全に任せていたけど、慣れてくると、自分が入ってくる。それでばらける部分があった。力みが出てくるというのはそういうこと。一番最後の打者は「いいや」っと思ってリラックスして投げたらよかったから、次はそういうところを試して投げたい」

――フィーリングに頼って投げると試合中の修正は難しいのでは。
「自分の感覚にすべて任せられたらぶれることはない。ずっと同じようなところに投げられる感じ。今日は最初から、チームが負けていて、昨日スネルも怪我をして、長いイニングを行かないといけない、なんとかしないとと、どうしても力みが出た」

――ジャイアンツの打者にきれいに見逃されていたように見えた。
「力むから体の開きも早かった。力を出すのはリリースから最後なのに、早い段階から力が入った。見やすいかもしれないが、それにしても良い球を、バランス崩して空振りとか、振ってくれることが少なかった。スライダーについてはそんな感じがなかった。原因が自分のフォームなのかどうかはわからないですけど、もう一度見てみます」

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