楽天は涌井が誤算で4連勝でストップ 5月以降は苦しい投球が続き6勝7敗とついに黒星先行

[ 2021年8月15日 20:53 ]

パ・リーグ   西武10―2楽天 ( 2021年8月15日    メットライフD )

<西・楽>2回までに6失点の楽天先発・涌井(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 楽天は先発の涌井が2回6安打6失点KOと誤算で、東京五輪での中断期間を挟んだ連勝は4で止まった。初回先頭の外崎に左中間を破る二塁打を打たれ、1死三塁から内野ゴロの間に先制を許した。2回は1死二、三塁で8番愛斗を2球で追い込みながら、3球目の高めを狙ったつり球が甘く入り右中間へ2点三塁打されるなど、5点を奪われた。

 「2回は甘い球というか、逆球が打たれたのは1球だけなので、特にはないです。反省しています」と涌井。2回での降板はロッテ時代の17年9月16日の楽天戦以来、自身4年ぶり。前半戦ラスト登板となった前回7月10日の西武戦でも3回を同じ6失点で敗れていた。

 「コントロールの精度がなく、緩急もうまく使えていなかった。真っすぐの感じは良かったけど、変化球の精度ですかね。あの点数を序盤取られると追いかけるのは難しい」と石井監督。開幕戦で白星発進に導き3、4月で4勝し防御率1・51で月間MVPにも輝いたが、5月以降は10試合で2勝7敗、防御率8・32と苦しい投球が続いている。これで今季通算でも6勝7敗(防御率5・18)とついに黒星が先行してしまった。

 小山投手コーチは「去年みたいにシンカーの抜けが良くない。次戦へ向け、変化球の抜けだったり、もう1回洗い直していければ」と復調へ向け話した。

続きを表示

2021年8月15日のニュース