マリナーズ・雄星 修正力光った7回零封 勝敗付かずも9度目QS 初球宴も視野

[ 2021年6月14日 02:30 ]

ア・リーグ   マリナーズ4ー5インディアンス ( 2021年6月12日    クリーブランド )

<インディアンス・マリナーズ>力投する菊池(AP)
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 マリナーズの菊池が12日(日本時間13日)、インディアンス戦に先発し7回3安打無失点。勝敗は付かずも今季12度目の先発でクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)は9度目で「4回から自信を持って自分のボールが投げられた」と手応えを口にした。

 試合中の修正能力が光った。「暑くて汗が止まらず試合に入り込めなかった」と序盤は制球に苦しんだが、捕手マーフィーに「体が反り返っている」と指摘され4回以降は修正。直球は最速98マイル(約158キロ)を計測した。

 勝利数は3勝と伸び悩むが、リーグ6位の被安打率・201、同9位のWHIP(1回当たりに許した走者)1・05など各成績が上位。球宴は野手はファン投票だが投手は選手間投票などで選出が決まるだけに、好調を維持できれば自身初の球宴出場も夢ではない。「ベストの状態は(シーズンで)多くない。こういう試合こそ自分の価値を見せられると思って投げた」と菊池。開幕から先発ローテーションを守る左腕は、先発陣に欠かせない存在となっている。

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2021年6月14日のニュース