中日・根尾 “決意”の2点適時打 今春初の外野守備に「チャンスをくださっているのでモノにしたい」

[ 2021年3月3日 05:30 ]

オープン戦   中日2ー14ソフトバンク ( 2021年3月2日    ペイペイドーム )

<ソ・中1>8回2死、牧原大の飛球を捕る左翼手・根尾(撮影・岡田 丈靖)
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 今年初の外野守備に就いた中日・根尾が難敵撃ちで初の開幕1軍へ弾みを付けた。8回1死二、三塁、ソフトバンク・川原の初球149キロ直球をとらえ、左前に2点打。過去2年は2軍で対戦し、4打席4三振と苦手にした左腕を攻略したが「三振しかイメージがない。これがシーズンになっても打てるように」と冷静だった。

 今春の対外試合9試合目で初めて、外野で出場。この日まで23打数8安打、打率・348の打撃力を買われた。遊撃の定位置奪取を目指してキャンプを過ごしただけに、外野用グラブは「キャンプ最終日に初めて手を入れました」と言う。「僕の意思どうこうより、チャンスをくださっているので、それをモノにしたい」。守備位置にこだわりはあるが、出場機会がなければ目標達成もあり得ない。

 与田監督は「開幕1軍に向けて非常に大きなチャンスになっているので、どんどん使う」と守備位置にこだわらず、出場機会を優先させる方針。結果を出し続けて居場所を勝ち取る。 (桜井 克也)

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