阪神 今年も「地元のドラフト候補」生チェック 過去に近本、佐藤輝を直接対決で見極め

[ 2021年3月3日 05:30 ]

2020年8月のプロアマ交流戦「阪神・近大戦」の1回、二塁打を放った近大・佐藤輝明(右は阪神・藤谷洸介)=鳴尾浜(代表撮影)
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 今年も「地元の逸材」を生チェックする。阪神2軍は5日から3日連続で京産大、天理大、関大とプロ・アマ交流戦(いずれも鳴尾浜)を予定。いずれの大学にも今秋ドラフト候補がおり、スカウトと現場の異なる視点から「金の卵たち」の実力を測る。

 京産大には「平野2世」の呼び声高い最速151キロ速球とスプリットを武器に、高い奪三振率を誇る本格派右腕の北山亘基がいる。最近2年連続でプロ選手を輩出する天理大は148キロ右腕の牛島樹と、中止になったが昨年12月の侍ジャパン大学候補合宿メンバーに選出された、スリークオーターから右打者へのクロスファイアに定評ある145キロ左腕の井奥勘太の両輪が存在する。

 関大の1メートル84、96キロの大型捕手、久保田拓真は二塁送球完了タイム1秒84を誇り19年秋の明治神宮大会・東海大戦で逆転の3点三塁打を放つなど大舞台での勝負強さも光る。1年春からリーグ戦に出場し63試合で2本塁打を含む75安打を記録する野口智哉は強肩好打の遊撃手として注目を集める。

 近年では近本(当時大阪ガス)や佐藤輝(当時近大)と「直接対決」して能力を見極め、その後のドラフト指名につなげた。今回も厳しいプロの目で「本物」を探し出す。

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2021年3月3日のニュース