球春到来に高ぶる心 キャンプインを控えた阪神・矢野監督語録「みんな良い目をしている」

[ 2021年2月1日 05:30 ]

全体ミーティングに臨む矢野監督(阪神球団提供)
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 <阪神・矢野監督語録>

 ▼みんなの顔を見て いやもう、良いね。全員マスクしてというキャンプですけどね、良い目をしている。早く明日見てみたいなと、ワクワクしましたね。

 ▼投打のリーダーシップ ピッチャーでは西勇がね、いつも引っ張ってくれている。そこをみんな追っていきながらね、脅かすようなところが出てきてくれたらなと。意識を持って頑張って引っ張ってほしいところで、大山と岩貞の両キャプテンがどんな姿を見せてくれるのか楽しみ。

 ▼懸案の守備 川相さんが見てどういうアドバイスをしてくれるのかは選手にも僕たちにもプラス。そういうところで改善していける。

 ▼西純、井上らが1軍に来た 昨年1年間、2軍の試合にしっかり出られた。結果よりも1年間やり通せたのでステップアップしていくタイミング。

 ▼チーム全体のテーマは挑戦? オレの中では、格好良く行こうぜっていうのがテーマ。

 ▼具体的に 楽しむというところを誤解させてしまっていたかなと。楽しまなあかんというように選手を思わせてしまっていたかなと。結果的に楽しんでいる状況って、どうなったら楽しんでいるのかなと考えたら、みんなが格好良くやれればいいんじゃないか、みんなのそれぞれの価値観が格好良い。ホームランを打った時にガッツポーズをしながら回るのが格好良いという選手がいれば、めちゃめちゃいい場面で打っているのにスカすというか黙々とベースをただ真顔で回ってくるのが格好良い選手もいるじゃん。でもオレはそこを楽しもうぜと言っていたから。格好良さは人によって違う。黙々と毎日同じように投げる、どんなピンチでも走者がいない状況でも同じように投げるのって格好良いと思う。いちいち三振を取ったからガッツポーズをしたくないという選手もいるのよ。でもオレとしてはした方が分かりやすいんじゃないかな、感情を押し殺すことはないんじゃないかな、素直に表現してくれたらうれしいなというので、なんかそういう風になっていたんだけど。でも、それぞれの格好良いが最終的に楽しめているよなって。そこにプラスアルファで、それが子供の見本になれているのかというのを合わせられたら、めちゃ格好良いよな、楽しんでいるよなと思って。

 ▼“楽しもう”から“かっこよくいこうぜ”に至るまでの試行錯誤 俺自身が(現役時に)やっていなかった。楽しめていなかったのね。俺も打ってあまり表現をしなかったのよ。どちらかというとスカしていたのよ。タイムリーを打ったり本塁打を打っても普通にベースを回ってくる方が俺の中で格好良かった。でも、サヨナラの時はゲームが終わるから思いきりガッツポーズしてやろう、喜んでやろうと。で、俺は捕手やからタイムリーで喜んでも次に守りがあるから、あまり喜んどったら隙が出るんちゃうかというのは自分の中であって、あまりそれを表現せん方がええんちゃうっていうのがあった。

 ▼選手にもストレートに伝えた? 今みたいに語っちゃったなあ。

 ▼新外国人選手の来日が遅れている これは仕方がないんでね。早く来てほしいですけど、それができない状況なんで。球団を通してアルカンタラ、ロハスにはいろんな準備のことを伝えてもらっているので。

 ▼無観客でのキャンプイン。ファンへメッセージを ホントに残念です。ファンの皆様も楽しみにしてくれてたと思います。ただ、今の状況ではキャンプをやらしてもらえること自体に感謝したい。今はこういうオンラインであったり、テレビであったり、ホントに進んでるんで。球団もいろんなことにチャレンジしようとアイデアも出してくれています。選手もファンと一緒に喜んでもらおうとしているので、そのあたりで我慢していただきたい。

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2021年2月1日のニュース