国学院大が練習納め ドラフト候補の新主将・福永はプロ志望「危機感を持って」

[ 2020年12月26日 18:19 ]

取材に応じる国学院大の福永
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 東都大学野球1部リーグの国学院大が26日、横浜市の同校グラウンドで年内の練習を終えた。来秋ドラフト候補に挙がる大学日本代表候補で新主将の福永奨捕手(3年、横浜)は、10年秋以来優勝から遠ざかるだけに「いつもあと一歩。最後なので優勝したい」と力を込めた。二塁送球1秒8の強肩が武器。「プロでやりたい。このままじゃダメなので危機感を持ってやる」とプロ志望を明かし来年の飛躍を誓った。

 リーグ優勝へ、すでに動き始めている。

 秋のリーグ戦閉幕後中1日で新チームがスタート。11月に慶大とオープン戦を行った際には、試合後、慶大ナインと意見交換。一部の選手は練習にも参加した。鳥山泰孝監督は「慶応の選手がどんなことを考えながら練習に取り組んでいるのかなどを聞いて刺激や学びにしてほしかった」と意図を明かす。福永は、同じく主将で捕手の慶大・福井章吾(3年、大阪桐蔭)の姿勢を間近にし「高校時代に練習試合で対戦して知っていたが、自分にないものを持っている。良いお手本が近くにいると感じた」と、キャプテンシーに刺激を受けた。

 新チームは二遊間の中山、小川龍が卒業するが、後継の遊撃は3年生以下に実力派がそろい、1年生も含めて競争は激化しそう。打線も川村啓真(3年、日本文理)、瀬戸成一郎(3年、鳥取城北)の3、4番コンビが残り、戦力は充実している。それでも、来春はコロナ禍の特例措置の影響で1部は7校でリーグ戦を行い、入替戦は6、7位校と2位優勝校で行われるハードなシーズンとなるだけに指揮官は「今のままではダメ。僕のさい配も含めて進化しないといけない」と危機感。「たとえケガ人が出てもびくともしないチームをつくって、1シーズンでも早くヤマを越えたい」と力をみなぎらせた。

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2020年12月26日のニュース