阪神・岩崎 1500万円増で更改 鳥谷に次ぐ7年連続昇給 来季から社会貢献活動も開始

[ 2020年12月17日 13:48 ]

年俸9500万円で契約更改し、会見する岩崎優=阪神球団事務所(代表撮影)
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 阪神・岩崎優投手(29)が17日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、今季8000万円から1500万円アップの年俸9500万円(金額はすべて推定)でサインした。これで入団から7年連続の昇給を勝ち取り、球団の生え抜き選手では8年連続の鳥谷に次ぐペース、90年以降の生え抜き投手では最長となった。

 契約更改後の会見では「(球団からは)来年は巨人を倒して、ソフトバンクを倒して、チームとして優勝できるようにブルペンを引っ張っていってほしいという話でした。(来季目標は)チームの優勝と、自分もタイトルを獲って。自分としてもチームとしてもいいシーズンにできれば」と意欲を示した。

 岩崎は7年目の今季も開幕から勝利の方程式の一角として機能。7月下旬に左肘の張りのために出場選手登録抹消となり、約3週間の戦線離脱を余儀なくされたが、8月中旬の復帰以降は再びフル回転した。9月3日のヤクルト戦(甲子園)でプロ初セーブも記録するなど41試合登板5勝2敗17ホールド2セーブ、防御率1.82と抜群の安定感を誇り、中継ぎ陣の中心的存在としてチームを支えた。来季からは新たに背番号「13」を背負い、心機一転。今季限りで現役引退した藤川、オリックスへ移籍する能見が抜けた中継ぎ陣のリーダー役を担う。

 また、グラウンド外でも「能見魂」を受け継ぐ。今季まで能見が続けてきた子どもたちに玩具を寄贈する社会貢献活動を引き継ぐ形で、来季から同様の活動に取り組むことを発表した。公式戦1試合登板につき2万円相当の玩具を、兵庫県西宮市および自身の出身地・静岡県静岡市清水区の児童福祉施設や保育園などに寄贈予定。岩崎は「チームのため、子どもたちのためという思いを原動力に、1試合でも多く登板を積み重ねることができるように頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

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2020年12月17日のニュース